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妊娠のことお客様にどう伝える?ネイリストが配慮したポイント【アンケート結果】
ネイリストの産休・育休・復帰についてアンケート調査を行いました。
更新:2024/9/24公開:2023/9/11
妊娠・出産は人によってはセンシティブな話題
妊娠・出産は女性にとって身近な話題ですが、親しい人でも伝えるタイミングや伝え方に悩んでしまうセンシティブな話題でもあります。ネイリストは接客業。産育休を取得する場合、どこかのタイミングでお客様に伝える必要が出てくるでしょう。
妊娠・出産経験のあるネイリストはどのようにお客様に妊娠したことを伝えたのでしょうか?
経営レシピ編集部で実施したアンケート結果から、今回は「お客様への妊娠の伝え方」についてお話しします。
目次
・お客様にお伝えする時期は妊娠5〜6ヶ月目が最多
・お客様に「妊娠について」お伝えするときの注意点
お客様への配慮を第一に
妊娠を伝えにくいお客様への対応は?
・体調不良による影響についても周知
産育休中や復帰後の対応について伝える場合も
・まとめ
お客様にお伝えする時期は妊娠5〜6ヶ月目が最多
初期流産のリスクが減り、一般的にはつわりが収まり始める安定期に入ってから伝える人が一番多いようです。
「流産の経験があったため伝えるタイミングは慎重に決めた」「つわりの酷い妊娠でしたので言わざるを得なくなりました。」といった声も。
妊娠の経過や体調によっては、急なお休みでご迷惑をかける可能性もあります。伝える時期はお客様第一に考えて決めるとよいでしょう。
お客様に「妊娠について」お伝えするときの注意点
お客様への配慮を第一に
妊娠は非常にプライベートな出来事です。身体的な変化が目に見えて現れるので、アンケート結果からも伝えるネイリストがほとんどでしたが、伝え方には十分に気を配る必要があります。
伝え方として、サロンのホームページやSNSでお知らせを出し、来店されたお客様にも口頭でご説明するという声が多くありました。サロンの営業時間の変更等を伴う場合は、その情報を中心に妊娠に関してはさらっとお知らせを出しておくと、スマートにお客様にお伝えできますね。
また、新型コロナウイルス感染症対策を改めて気をつけていただくように、妊娠報告と併せてSNSでお知らせしたという声もありました。サロンに通うお客様としても、気を遣うポイントなのでサロン側から明確にしてもらった方が通いやすいと感じる方もいるでしょう。
ほかには「お子さんの話をしたりプライベートも話す方のみ伝えて、あとは自然な会話の流れで伝えた。」「気づかれたお客様にのみ伝えた。」「詳しい理由は特に仲の良いお客様にだけお伝えして、基本的には『今月で最後なんですー』とだけお伝えしていた。」といった回答もありました。
妊娠を伝えにくいお客様への対応は?
お客様に限らず、友だち同士であっても不妊治療中や子どもを授かっていない人へ妊娠を伝えるのは難しいと感じる人が多いのではないでしょうか。お客様ともなると、より一層の配慮が必要です。
そういった場合の伝え方としては次のような回答がありました。
アンケートの回答を一部紹介
・ご結婚されてない方や、お子様がいらっしゃらない方もいるため、妊娠した事の喜びや子供の事などのプライベートな部分は伝えないようにしました。
・不妊治療をされているお客様もいらっしゃり、また私自身が不妊だったので妊娠の報告を素直に喜べない気持ちもすごくわかったので喜びだけのテンションではなく言葉は選びながらにはなりましたが私の素直な気持ちを伝えた。
・妊娠を不快に思う方もいるかもしれないので、聞かれた時だけ何月まで勤務するなど伝えていた。指名の仲のいいお客様だけには報告後も話題に出していた。
・長いお付き合いのお客様が大半で直接伝えた。子どもがいない方にはメッセージサラッと報告するのみにした。
お客様との関係性によっても、ベストな伝え方は変わってきます。自分目線ではなく、お客様目線に立って伝え方を工夫する必要がありますね。
体調不良による影響についても周知
妊娠中は予期せぬトラブルがつきもの。前回のアンケート結果にもあったように、自身はギリギリまで働くつもりでも体調によっては予定通りに行かないこともあります。
その点も考慮し、体調不良時の対応についても伝えたという回答が数多く見られました。
アンケートの回答を一部紹介
・悪阻などで施術が難しくなる時期があるかもしれないと先に伝えておき、急なお休みや変更などにご理解を頂きました。
・思わぬ体調不良や早産もありえるので、急な日にちの振替や産休を早める可能性があることを伝えました。
・つわりが酷かったので、施術途中での水分補給や離席の可能性もお伝えしていました。
・新規のお客様には最初に妊娠していることだけでなく、いつまで施術できるかも伝えた。
産育休中や復帰後の対応について伝える場合も
また、妊娠中の体調不良と合わせて、産休中や復帰後の対応について伝えていたという回答もありました。「『ネイル困る〜』と言われるので産後退院したら1ヶ月以内に復帰しますと伝えた」「産休中、お客様がサロン探しに苦労しないように知り合いのネイルサロンを紹介した」など、お客様がジェルネイルを続けられる状況にまで気を配れると、産育休明けにちゃんと戻ってきてくれる信頼関係が築けそうですね。
まとめ
ネイリストへの妊娠出産アンケートから、お客様への妊娠の伝え方に関する内容をご紹介しました。
初めての出産は不安なことだらけ。
とくにお客様対応に関しては、一人でサロン経営をしているネイリストは色々と決めかねて悩むことも多いでしょう。
ネイルブックに掲載されているサロンはプライベートサロンが多く、先輩ママネイリストもたくさんいます。
困った時はSNSで繋がりのあるネイリストに相談するのもいいですし、ネイルブックの掲示板に書き込んでみるのもおすすめです。
ネイルブックの掲示板は匿名で書き込みができないため、真面目な質問や丁寧な回答が多い傾向にあります。
困った時にはぜひ、ネイルブックの「みんなの掲示板📝」をご活用くださいね!
■ 調査概要
調査方法:ネットリサーチ(ネイルブック内アンケート)
有効回答数:妊娠出産を経験したことがあるネイリスト117人
調査期間:2022/12/28〜 2023/01/12
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執筆・編集
ネイルブックラボ編集部
ライター・エディター
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